コロナと歯周病

しっかり自粛する方も、もううんざりと行動範囲が広がる方も様々です。
コロナに感染し、重症化する方とそうでない方がいます。
年齢だけでなく、基礎疾患があるかどうかもリスク要因です。肺や腎臓、心臓の病気の他、高血圧、糖尿病や肥満など。
そこにもう一つ加えたいのが、歯周病です。
重症化のきっかけとして、サイトカインストーム(免疫の暴走)があります。
通常ウィルスや細菌が体に入り込むと、それをやっつける免疫細胞が働くわけですが、基礎疾患がある"不健康”な状態だと、免疫が正常に働かないことがあります。制御が効かず暴走したり、逆に働かなくなってしまったり。それが命に関わることになります。
歯周病も細菌の感染症ですので、それがほったらかしてあると、健康な人と比べ体内の免疫細胞は余計に働かされるわけです。歯周病菌の毒素が免疫細胞に悪影響を及ぼすことがわかっています。ですので、いざまた別のウィルスや菌の感染の危険が迫った時に、免疫がうまく働かないことが起こりえます。コロナで重症化した方の中に、"基礎疾患はありませんでした” という報道を耳にすることがありますが、その方が歯周病がどうであったか、というのは気になるところです。
歯科は命には関わらない、というのは昔の話。口の中の不健康は、体中に悪影響を及ぼすことが分かっています。ご自身の毎日のお口のケアと、歯科でのメンテナンスが大切です。
2021年01月21日 21:24
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