歯周病のセミナーを受講しました

講師は、大阪大学の天野敦雄先生です。歯周病や予防歯科の分野において有名な先生です。
先生の書籍も読んだことがあるので、目新しいことはそれ程ありませんでしたが、改めて勉強になりました。
内容を一部お伝えします。
そもそも歯周病も虫歯も、菌による感染症です。またその菌は、常在菌といって誰にでもいる菌なので体内から追い出すことは出来ません。なので完治ができないのです。制御しながら付き合っていくしかない。
歯周病についての話をしますと、細菌にも色んな種類がいますが、善玉菌、悪玉菌、どちらでもない日和見菌と分かれます。当然、悪玉菌にはいて欲しくないのですが、歯周病菌の中でも悪玉の中の悪玉(Pg菌というのですが)がいるんです。
でもそのPg菌は子供のうちは感染しません。18歳以降に感染すると言われています。その感染経路は他人との食事やキスなどで唾液から感染します。
イメージとして、細菌のピラミッドがあると思ってください。こどものうちは低い一段とか二段くらいの悪性の低い菌のピラミッドです。その状態を保てないと段々背の高い、悪性の高い菌のピラミッドが出来てくるのです。で、頂点にPg菌が来てしまうと最悪のピラミッドの完成です。こうなってしまうと体内からPg菌を追い出すことは出来ません。
いわゆる歯周病がかなり進んでしまった方、年齢の割(30~40代)に歯周病が進行してきている方、はこの最悪のピラミッドが完成してしまっている可能性が高いです。
対処方法を簡単に言うと、
①子供の頃から口の中をキレイに保っておくこと
➁子供に菌を移さないために、家族みんながキレイにしておくこと
③すでに最悪な状態でも、諦めずに徹底的にキレイにして菌と戦うしかない
ということです。
キレイにしておくとは、日々のご自身での手入れと、歯科医院での専門的な清掃を行うということです。そうすることで、菌を減らすことができ、病気の進行を抑えることが出来るのです。
2021年06月17日 21:19
投稿されたコメントはありません