なぜインプラントが勧められるのか

入れ歯か、ブリッジか、インプラントです。
失った範囲が大きい場合、ブリッジは出来ません。
入れ歯もブリッジも、残りの歯に支えを持たせ、負担をかける事になります。以前にも書いたように、歯に余計な力がかかることは、その歯の寿命を縮めます。その点、インプラントは他の歯に負担をかけないように出来るため、結果的に他の歯を守ることになるのです。ここが、インプラントを勧める最大の理由です。
インプラントの欠点は、お金がかかること(当院では一本38.5万円 税込み)、外科処置が必要なこと、歯が入るまでに時間がかかること(最短でも二か月はかかります)といったところでしょうか。
私なら歯を失ったらインプラントをします。お金がかかっても、それだけの価値があるからです。
でもこれは、人それぞれの価値観や経済状況にもよります。お金のことを言えば、ひどくなる前に定期的にメンテナンスを行い、重症にしないことが、結果的に安く済むし、良い状態を保つことが出来るのですが。
インプラントって安全なの?どれだけ長持ちするの?
という質問もよく受けますが、きちんと検査し、メンテナンスを行えば大丈夫です。20~30年は全然もちます。もっと持つ可能性は全然あります。きちんと手入れを行えば、です。
例えば、ある患者さんが歯周病で歯を失ってインプラントを希望したとします。
「お金は払うから、しっかり噛めるようにして欲しい」と。
ただ、その患者さんに歯周病の検査、治療をしっかりせず、インプラントを入れた後も歯科医院でのメンテナンスを行わなければ、恐らくそのインプラントは失敗に終わるでしょう。
どうなるかというと、腫れたり、ぐらついて抜けてしまいます。
インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(正確にはインプラント周囲炎)にはなります。
ですので、メンテナンスは非常に大切です。それが守れない方は、自分の歯もインプラントも長持ちはしません。
わたしが自費診療やメンテナンスを勧める理由は、患者さんがしっかり噛めるように、そして良い状態が長持ちしてほしいからです。
ただ、インプラントが出来ない方、やめておいた方がよい場合もありますので、そのあたりは状況により説明致します。
2021年09月28日 11:26
投稿されたコメントはありません