レジー・ルイス

ある日突然、彼は試合中に倒れました。彼の為にチームは高名な医師を何人も呼び集め、検査データを元に診断を依頼しました。その結果、心筋症との診断で、生命の危険を考えると、選手をやめなければならないとの結論が下りました。
その結果に本人はショックを受け、別の医師を訪れました。その医師は親身に患者を診ることで有名だったそうです。
診断は、神経調整性失神で、注意すれば問題なく選手生活を送れるとのことでした。ルイスはこちらの診断を信じたのですが、結果的には練習中に倒れ、帰らぬ人となってしまいました。
色んなことを考えさせられる事例です。
人は自分にとって都合が良いものを信じたいものです。また、データだけで診断した高名な医師集団よりも、何度も直接会って話した、親身になってくれた医師を信じたくなるのも不思議ではありません。
医師には、正しい診断と、優れた治療技術が求められるのですが、すべての医師がそれを持っているわけでもなく、またそれを見抜くことは難しいです。医師から厳しい態度で、自分にとって不都合な診断がなされたとき、それを間違っていると決めつけることも違うでしょうし、優しく寄りそってくれた医師が、自分の期待していた診断をしてくれ、信頼しきるのも危ないかもしれません。医師と患者も、人と人なので、合う合わないもあると思います。
人により考えや意見は様々であり、ネットでも色んな情報が手に入りますが、自分にとって都合が良いものだけを集めて、判断することは危ないかもしれません。
ネットで調べているとき、私は歯科の分野であれば、「これは怪しいことが書いてあるなあ」と気づきます。しかし他の分野だと、「へえー、そうなんや」と実は怪しい情報に気づかず、信じてしまっている可能性もあるわけです。専門家でも言うことが違ったりすることがありますし。
専門家のいうことが絶対正しいわけでもありません。ネットが正しいわけでもありません。テレビが正しいわけでもありません。多数派が正しいわけでもありません。
最後は自分で決断するということになります。結局なにを言いたいのか、よくわからんブログになってしまった感はありますが。世の中に『絶対に正しいこと』は無いし、自分が信じた道を行くしかない、決めたら人のせいにはできない、と私は考えております。
私が絶対正しいとは言えませんが、信頼される歯科医であるよう頑張ります。
2022年03月19日 16:53