親知らず

なぜ親知らずと呼ぶか、ご存じの方もみえるかもしれません。昔は日本人の寿命が50歳くらいの時代がありました。その時代では親知らずが生えて来た頃(大体は20歳前後に生えてくることが多いです)には、親が亡くなっていたから、親が知らない頃に生えるから親知らずと呼ばれたという説があります。
他には、親知らずの事を智歯とも言いますが、これは知恵とかの意味の智ですが、知恵とか分別がつくような歳になって生えてくる歯だからそう呼ぶそうです。
親知らずは抜いた方がいいのか。私が患者さんに話すのは、中途半端に生えて、噛むことに役立っていない場合、磨きにくい場合は抜いた方がいいと説明します。
逆に、ちゃんとした向きで生えて、しっかりかみ合わせが出来ている場合は、残しておいた方がいいです。
他には、完全に骨の中に埋まってしまっていて、特に悪影響が無さそうなら、そのままにしておいてもいいと思います。
なかなか親知らずがきれいに生え揃うことは少ないです。現代人は昔と比べ、固いものを食べる機会が減ったため、顎が小さくなり、歯がキレイに並ぶスペースが無くなった為だと、言われています。中には、親知らずの手前の歯ですら、生えるスペースが足りない子も見かけます。
抜いた方がいいパターンの親知らずは、早いうちに処置をした方が良いです。
①磨きにくい部分に汚れがたまって、親知らずの手前の歯にも虫歯を作ってしまうから。
➁年を取ってからだと、抜いた後の骨の治りがよくないことがあるから。
以上の理由から、20代前半で抜歯することをおススメします。
ちなみに、上顎の親知らずは、埋もれていなければ、簡単に抜歯できることが多いです。腫れもほぼ出ません、絶対ではないですが。
下顎の親知らずで、横向きに生えているパターンでは、歯ぐきの切開や、少し周りの骨を削らないといけないこともあるので、腫れることがあるかもしれません。あと、難しそうな症例では、病院の口腔外科へ依頼することもあります。
親知らずの抜歯は、怖いかもしれませんが、決心して処置しておいた方が今後の為には良いと思います。
2022年10月18日 16:07