歳をとると、歯も悪くなる?
しかし、加齢だけが原因で、歯を失うことはありません。
多くの場合、歯を失う原因は、歯周病や大きな虫歯によるものです。他には歯ぎしり・食いしばり等での力のかかりすぎで歯が壊れてしまうこともあります。
歯周病や虫歯が重症になるまでには、ある程度の年月がかかりますので、そういった意味では加齢というのも歯が悪くなる要因には入るかもしれません。また、高齢になると唾液の量が減りますので、それによって虫歯や歯周病が進行しやすくなるといったこともあります。
ただ、あくまで加齢は歯を失う要因の小さな部分です。歳をとったから歯が悪くなったのではなく、若い時からきちんと手入れしてこなかったせいで、そのツケが回ってきて、高齢者になってどんどん歯を失うというケースがほとんどです。
ある方が言っていました。年齢はただの数字。年齢を言い訳にしちゃいけない、と。
自分での手入れが正しく出来て、歯科医院でのメンテナンスも続けていれば、「もう歳やから歯がボロボロやわ」なんて台詞は出てきません。
入れ歯は、自分の歯と比べて格段に、食べにくくなります。この世に、自分の歯と遜色ない入れ歯を作れる人間はいません。歯を失うと確実に生活の質は下がります。
いつも同じことを言っていますが、そうならない為の予防が大切です。
2023年10月18日 14:02