口呼吸
なぜ口呼吸がいけないのか、いくつか挙げます。
①虫歯になりやすい
口で呼吸すると、口の中が乾燥します。唾液には虫歯を防ぐ作用があるため、唾液で口の中が潤っていないと、虫歯になりやすくなります。
➁風邪をひきやすい
鼻の中には鼻毛があったり、外からの異物を防ぐ構造があります。しかし、口で呼吸すると、直接ウィルスなどが体の中へ入りやすくなるため、風邪もひきやすくなります。
③歯並びが悪くなる
歯が並ぶ位置は、周りから加わる力の影響を受けます。お口をポカーンと開けたままだと、力のバランスが崩れ、出っ歯など歯並びが悪くなることもあります。
④口臭がひどくなる
唾液には抗菌作用があります。お口の中が乾燥すると、細菌も繁殖しやすくなり、菌が増えると口臭もひどくなる可能性があります。
⑤脳が冷やされない
鼻腔(鼻の奥の空洞)は脳に近く、そこに空気が通ることで、脳を冷やす効果があります。パソコンもそうですが、脳も同じで、熱を持ちやすく、それを冷却できないと、働きが悪くなることも考えられます。
もし鼻が悪くて、鼻呼吸がしづらいのであれば、耳鼻科への受診をお勧めします。
運動して息があがっているときは、口でハアハアと呼吸することもあるでしょうが、本来呼吸は鼻で行うものです。お口で呼吸する癖がついてしまっていたら、ぜひ直された方が良いです。
2024年08月24日 15:18