ホワイトニング

一つは、歯の表面の着色・汚れをとって、キレイにするというものです。茶渋であったり、たばこのヤニであったりを除去することになります。歯磨き粉で、ホワイトニングと書かれているものは、これを目的としたものです。研磨剤などの成分で擦りとる、といったものになります。
もう一つは、歯の内部からの変色を、漂白するというものです。歯の表面が汚れているわけでなく、歯自体が暗い、黄色・茶色ぽい場合には漂白するという意味でのホワイトニングになります。こちらの方法は、薬剤をつけて、マウスピースをはめて、少しずつ歯を漂白していくというものになります。一日に約1~2時間、それを2週間前後、場合によっては何か月、くりかえし行います。
被せ物や詰め物の人工物は漂白されないため、そこをキレイにするにはやりかえるしかありません。ちなみに、被せ物はセラミックの方がキレイに仕上がります。
どちらも審美的な処置(見た目の美しさを求めたもの)になりますので、保険診療の適用外です。
保険診療での歯のそうじ・クリーニングは、歯周病という病気の治療として行われるものです。しかし、軽度の着色は保険でのクリーニングでも除去できますので、気になる方は聞いて下さい。
また定期的にクリーニングを受けることで、着色をつきにくくすることもできます。
美人を表す明眸皓歯という言葉がありますが、澄んだ瞳に白い歯、という意味です。昔からキレイな歯は美の象徴とされていたのかもしれません。
2025年10月04日 17:07