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鳥羽の木村歯科医院はお口の健康を通じて、全身の健康のお手伝いをいたします。

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タコヤキ診療

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 何のことだか分かりますか?
 複数の患者さんを診療台へ寝かせてバーッと診療していくことをタコヤキ診療なんていうらしいです。患者さんが多い歯科医院の中には、そうゆうスタイルもあるみたいですが。

 時々、他の医院から転院される患者さんがみえます。話を聞くと、
 「なかなか予約がとれず、治療が進まない」とか「一回の治療時間が短くて、回数もかかる」など。
 
 流行っている歯科医院が必ずしもあなたにとって良い歯医者かどうかはわからないものです。
 まさにタコヤキ診療なら、私には良い治療は出来ません。出来るという先生もいるとは思いますが、私は出来たとしてもあまりしたくありません。
 正直に言うと、保険診療だと儲けは少ないです。いっぱい儲けようとなると、薄利多売というか、短時間でたくさんの患者さんをみるスタイルになるかもしれません。
 ただそうなると、患者さんを診ているというよりは、作業みたいな感じになってしまう気がするんですよね。

 私の理想を言えば、自費診療です。
 十分な診療報酬が頂けるので、時間にも余裕をもって治療が出来るし、良い治療ができます。
 ただ保険診療でもあまり短時間では治療できないので、当院ではおひとりに30分は時間を取るように心がけています。
 それはあまり混んでいないから(流行っていないから?(*´з`))出来ることかもしれません。
 
 あまり時間がとれていないと、治療が進まないだけでなく、相談や説明する時間も足りません。
 ちゃんと時間を取ってくれる歯科医院の方が良くないですか?
2021年03月26日 14:36

防災バッグに入れるもの

OIP
 東日本大震災からもう10年が経ちます。この辺りもいつ大地震が来てもおかしくない、と言われています。
 みなさん防災バッグの用意は出来ていますか?

 先日、ニュースを見ていたら、
「災害時でもお口の中をキレイにしておくことが、健康のためにも大切です。水が無くて、ハミガキできない時のために、マウスウォッシュ(洗口液)のボトルを、防災バッグに入れておくと良いですよ。」
と、言っていました。

 前半部分は同意見です。が、後半は気になりました。
 まず水無しでも、ハミガキは出来ます。水無しでも、歯磨き粉が無くても、歯ブラシだけでもオッケーです。
 ハミガキできない代わりに、マウスウォッシュ?これは違うかなと思いました。
 モンダミンとかリステリンとか、色々な商品が販売されています。CMでも、隅々まで殺菌されてスッキリ、みたいな感じですが、誤解を与えるよなあと私は思います。
 歯についた汚れは、バイオフィルムといって菌がネバついてくっついたものです。薬を使ってゆすいでも取れません。こすらないと取れないのです。
 
 ですので、ハミガキせず、ゆすぐだけではお口の中はキレイになりません。
 
 じゃあ、洗口液は意味が無いのか。とまでは言いませんが、多くの方には特に必要ない商品だと思います。市販のものには成分としてアルコールが入っている(スッキリ感を出す為)ものもあり、それは逆に口が乾きやすくなってしますので、お勧めしません。

 それに、洗口液のボトルって結構かさばりますよね。歯ブラシ一本の方が省スペースじゃないですか。
 防災カバンに歯ブラシを入れておくこと。
 それと、震災時に歯の痛みで困らないよう、普段からメンテナンスしておくことをお勧めします。
2021年03月08日 15:34

タイムスリップ

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 昭和は『虫歯の洪水』の時代でした。虫歯の患者さんがたくさんいて、歯科医院が予約制ではなかった当時、待合室は混みあっていたそうです。
 そして歯医者も、「治りましたよ、また痛くなったらきてくださいね」と言っていました。

 《画像は平成30年の12歳の虫歯率のデータです。鳥羽の子は、県の平均の倍以上虫歯があるということです。ちなみに三重県は全国からみると、虫歯が多いです。》

 そんな時代を経てきた中高年の方からすると、【歯医者は痛くなったら行くところ】という考えが残っているのは当然かもしれません。
60歳を過ぎたくらいの歯科医師だと、未だにそんな考えが残っていたりもします。 

 しかし、もうそれは時代遅れな考えです。
 【歯医者は歯が悪くならないようにいくところ】に変わってきました。ですが、鳥羽ではまだまだその考えは広まっていないようです。
私は勤務医として他の地域でも診療してきましたが、こちらへ戻ってきてタイムスリップというと大袈裟ですが、「こんなに歯科への意識が違うんだな、まだまだ昔の考えの人が多いな」と感じました。実際、統計的に鳥羽の虫歯率は他の地域より高いです。

 「なんで悪くもないのに、歯医者に行かないかんのや。金儲けのためやろ。」なんてことをいう方もいるかもしれませんが、わからない方はもうしょうがないと思います。
 定期検診(メンテナンス)に来られない方といのは、治療が済み、なんだかもう大丈夫な気になってしまうようです。『もう治った』のだからと。
 しかし、虫歯も歯周病も『終わり』は歯が無くなったときです。歯がある限り、メンテナンスが必要なのです。
 そもそも、あなたが虫歯・歯周病になったのは気を付けていなかったからですか?ハミガキしていなかったですか?

 
 ハミガキしていたのに、という方がほとんどです。気を付けていたはずでも、またいつかどこか悪くなって歯医者へ行くわけです。その繰り返しでは、いつかは歯がなくなります。人間そんなすぐには変われません。一回失敗して、気を付けて、もう二度と同じ過ちはしない(ここでいう失敗・過ちは虫歯・歯周病になってしまうことです)なんてなかなか出来ることではありません。
 ですので、歯科医院でメンテナンスを行うことで、アドバイスや歯をキレイに掃除して、歯の長持ち、さらには健康のお手伝いをさせてもらいます。

 みなさん、歯 必要だと思うんですが、鳥羽の方は予防の意識、メンテナンスの必要性はあまり感じてみえない方が多いです。歯って大事だと思うんですけどね。
2021年02月16日 16:40

コロナと歯周病

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 寒くなりました。想定内ですが、冬になり、やはり新型コロナウィルスの感染者は増加しています。
 しっかり自粛する方も、もううんざりと行動範囲が広がる方も様々です。

 コロナに感染し、重症化する方とそうでない方がいます。
 年齢だけでなく、基礎疾患があるかどうかもリスク要因です。肺や腎臓、心臓の病気の他、高血圧、糖尿病や肥満など。
 そこにもう一つ加えたいのが、歯周病です。

 重症化のきっかけとして、サイトカインストーム(免疫の暴走)があります。
 通常ウィルスや細菌が体に入り込むと、それをやっつける免疫細胞が働くわけですが、基礎疾患がある"不健康”な状態だと、免疫が正常に働かないことがあります。制御が効かず暴走したり、逆に働かなくなってしまったり。それが命に関わることになります。 
 
 歯周病も細菌の感染症ですので、それがほったらかしてあると、健康な人と比べ体内の免疫細胞は余計に働かされるわけです。歯周病菌の毒素が免疫細胞に悪影響を及ぼすことがわかっています。ですので、いざまた別のウィルスや菌の感染の危険が迫った時に、免疫がうまく働かないことが起こりえます。コロナで重症化した方の中に、"基礎疾患はありませんでした” という報道を耳にすることがありますが、その方が歯周病がどうであったか、というのは気になるところです。

 歯科は命には関わらない、というのは昔の話。口の中の不健康は、体中に悪影響を及ぼすことが分かっています。ご自身の毎日のお口のケアと、歯科でのメンテナンスが大切です。

 
2021年01月21日 21:24

定期健診は保険適用外?

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 「何にも病気じゃないけど、診て下さい。健診をお願いします。」
 
 というのは、保険診療ではアウトです。医科でも人間ドックは保険適用外ですよね。
 じゃあ痛くなったり、腫れたり、詰め物がとれてしまった時、他には入れ歯を作ってほしい時など、何かあった時しか、保険診療では歯科を受診できないのか?

 そうではありません。

 ハミガキ粉のCMとかにも小さい字で、『定期的に歯科を受診しましょう』みたいなことが書かれていたと思います。(もっと大きな字にせえよ、思ってしまいますが。)
 中には自費診療で、定期的に歯のクリーニングを受けてみえる方もいますが、

 保険診療でも定期的に、歯のクリーニングは出来ます。

 歯のクリーニングというのは、保険診療でいえば、歯周病の治療の一環です
 いわゆる歯石取りです。
 歯石だけではなく細菌の除去も行います。

 「わたしは歯周病じゃないけど、保険診療で歯のクリーニングをしてもらえるのかしら?」という疑問が出る方もいるかもしれません。
 もし、歯周病じゃなければ、保険で歯のクリーニングは出来ません。そもそも、自ら『歯周病じゃない』なんてわからないものです。あくまで診断は歯科医師が行うものですので。
 しかし、歯科の立場から言わせてもらえば、歯周病じゃない方を探す方が難しいです。(あなたが子供のころから現在に至るまでずっと完璧にハミガキ、フロスが出来ていれば、歯周病の心配は無いかもしれません。)

 歯周病にもいろんな症状がありますが、
 ・歯がグラグラ  これはかなり進行した歯周病です
 ・腫れて、膿んできている  これも危ない状態です
 ここまでいかなくても、
 ・歯ぐきに赤みがある
 ・ハミガキの時に血が出た
 これだけでも歯周病です。鏡を見てみて下さい。あなたの歯ぐきは大丈夫ですか?
 歯周病の患者さんでも、「ハミガキの時?血なんて出ないよ」という方もみえます。ただそれは、歯の付け根が磨けていなくて、全然歯ぐきにブラシが触れないので出血してこないだけ、という可能性があります。歯周病で炎症があると、少しの刺激で歯ぐきから出血します。
 また歯周病はすごく再発しやすい病気ですので、「前(1年以上前)に歯石とってもらったし、今は何ともないから、歯医者行かなくてもいいでしょ」という方も要注意です。

 自覚症状が出にくい歯周病ですが、歯を失う原因No.1であり、歯周病菌が全身に及ぼす悪影響は様々です。

 みなさん、歯科での定期的な歯のクリーニングを是非おススメします。
 
2020年12月16日 16:28

口の臭い人は好きですか?

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 昔CMで『キレイなお姉さんは好きですか?』というキャッチコピーがありましたね。
 口の臭い人、好きな人いますか?
 話している相手の口がにおったら、ほとんどの方は不快に感じると思います。ただそれを指摘してくれる方はなかなかいません。
 
 口の中にはうんちに匹敵する程の大量の菌がいます。であれば、口の中が汚ければ臭いのは当然といえば当然でしょう。
 で、においを感じる神経というのは疲れやすく、臭くてもすぐ慣れてしまうらしいです。ですから、張本人はマヒしてしまって、においに気づけません。
 ただ、そのにおいが口の中が汚いことからくるものであれば、歯科で治療が出来ます。ある程度ムシバや、歯周病が進行していれば、それだけ細菌がたくさんいますので、においの原因となります。それをしっかり治療することです。
 度々ブログでも書いていますが、歯周病の方は結構臭うことがあります。診療しながら、「この人は、歯周病特有の臭いがしてくるな」と思いながらも、患者さんが特に口臭を気にしてみえなければ、こちらからあえては言いません。やはり人に臭いよとは言いにくいものです。でも、熱心にハミガキの仕方にも耳を傾けてくれ、しっかり治療に通ってもらえる方は、全然口臭が気にならなくなります。それは、お口の中がキレイになった証拠でもあります。
 臭いのもとは、細菌の代謝産物(ばい菌のうんち)なので、菌が少なくなれば、臭いもなくなります。
 
 また、口の中の菌が多い人は、その菌を人に移す可能性があります。キスをしたり、同じ食卓を囲んだり、などで。家族や大切な人に虫歯菌や歯周病菌をうつしてしまうのは嫌じゃないですか?
 そうしないためにも、歯科でのプロのクリーニングをお勧めします。
2020年11月07日 15:50

良い歯医者って?

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  ネットをみていて歯科の記事があると、どうしても目が行きます。その記事の内容もですが、それに対するコメント、書き込みにも結構目を通しています。
  歯の事で苦労をして、良い歯医者を探している方、多いようです。

  ただ、こちらが思っている『良い歯医者』と、患者さんが思っている『良い歯医者』が違うことがあります。

  歯科医師でも、人によって考えは異なります。それが、他職種、一般の方となら、意識や考えが異なるのは不思議なことではありません。
  そして、多いと言われている歯科医院。患者さんからすれば、選ぶ選択肢があって良い反面、どこの歯医者がいいんだろうと考えてみえる方も多いようです。

  技術はもちろん必要です。ただそれ以上に、信用できる歯科医院でないとお互い気持ちよく治療が出来ません。歯科医院側と患者さんが同じ認識を持って、同じ方向を向いていける、ということが大事だと思います。

  ネットなんかを見ると、良い歯医者の条件として
・歯を削らない、抜かない!
・余計な検査をしない
・自費治療を勧めず、すべて保険診療でやってくれる
など、書かれているのを見ました。結論からいうと、私とは考えが違います。

  まず、【歯を削らない、抜かない】そこをアピールしている歯科医院のHPもみたことありますが、そんなのケースバイケースですよね。
 初期の虫歯なら、削らずに様子見です。もちろん要注意なことを伝え、対処方法もお話します。
  しかし、状況によっては、健康な歯を削ってかぶせることもあります(ブリッジにする場合など)。
  グラグラだったり、腫れを繰り返し、膿んでくる歯。むしばが大きすぎて、無理にかぶせても長持ちしない歯。きれいに生えていない親知らず。などなど抜いたほうがいい歯もあるわけです。
  そもそも、削らなくていい歯を削る、抜かなくていい歯を抜く、なんてあってはならないことです。当たり前ですけど。
  そして、削る、抜く必要性があれば必ず説明します。同意が得られなければ、その処置は行いません
  ほんと当然のことなのですが、何故わざわざこんなことが言われるのか。説明が不十分なのかもしれないですね。
  時々、「どこどこ(歯科)で歯を抜かれてさあ」とおっしゃる方がみえます。よほど説明がなかったのか何かわかりませんが、悪くない歯は抜きません。なのに被害者のように、抜かれた、と言われる方。悲しくなります。

  次に、【余計な検査をしない】
  歯科で主な検査というと、レントゲン(X線)写真や、歯周病の検査など。
  例えば、何年か振りの歯科受診、主訴は被せ物がとれた、痛みは無し、という患者さん。
  で、口の中を拝見すると、被せ物がとれた歯は虫歯になっていて、歯ぐきも少し腫れている。しっかり治療しようと思うと、歯周病の検査をし、レントゲンを撮って歯根や骨の状態を診て、必要な処置をしていくことになります。そこで検査の必要性を説明したとしても、
 「痛くないから、つけ直して。また取れたり、痛くなったらくるわ」と言われれば検査はしません。というか出来ません。同意がないものを無理には出来ませんから。
なのでこういった場合は無理やり着けるか、無理そうならそのままでいてもらうか、となってしまいます。
  たまに、このような患者さんがみえます。正直なところ、あまり好ましいことではありません。その方は、確実に歯が悪くなっていくのに、こちらは手助けができません。
  ただ、こういった人からしたら、余計な検査(余計なお世話)になってしまのかもしれません。
 お口の中を覗いただけでわかる事は限られています。虫歯もレントゲンを撮らなければ気付かないことがあります。その為、色々な検査が必要なのです

  あと、【自費診療を勧めず、すべて保険診療でやってくれる】
  どちらがおススメですか?と訊かれれば、これも状態によります。
 保険診療の良いところは、費用の安さです。この費用の安さにより、多くの方が気軽に(?)治療を受けることができます。国民皆保険のない外国では、診療代が高すぎて医療が受けられない、ということがありますが、日本ではほとんどありません。そして、小さな虫歯の治療や、軽度の歯周病の治療は保険で十分だと思います。
 ただ医療費を抑えるため、保険診療には色々なルールがあり、すべての患者さんの希望は叶えられません。また、必要最低限の治療となります。
 たとえば、自然なキレイな歯を入れたい。もっと快適な入れ歯にしたい。インプラントにしたい、歯並びをキレイにしたい、他には、より精密な治療を受けたい、などは保険で出来ません。
  ですので、患者さんの希望によっては、自費診療を提案します。
  被せ物や入れ歯などを歯科技工物といい、それを作るのが歯科技工士です。保険の技工物はかなり安い費用で作らなければなりません。どうしても効率重視になり、丁寧にじっくりと作っていれば赤字になってしまいます。保険診療と比べ費用はかかかりますが、自費診療であれば当然技工物のレベルも上がります。
  あなたにとって歯の価値はいくらでしょうか?保険で数千円でできる入れ歯と、数十万かかるインプラント、値段に差がありすぎて驚いてしまうかもしれませんが、無くなった歯はそんなに安い価値ではないはず。価値観は人それぞれですが。
  ただ、『お金をかけて治療したから、もう大丈夫』ということはありません。改めて言いますが、一番良いのは削っていない健康な天然歯です。どれだけお金をかけても、自然の物に人工物が勝ることは在りません。一生壊れないものは在りません。治療が終わった後はメンテナンス、また早期発見・早期治療が必須です。

  費用のことを考えると、自分の歯をメンテナンスでキレイに保って、失わないことが一番安上がりだと思います
  言い方は厳しいかも知れませんが、そもそも虫歯ができたり、歯周病になったのは、誰のせいなのでしょうか。自分のせいじゃないよ、と思っている限りは歯は悪くなる一方でしょう。もう悪くなってしまい、抜くしかない事はあります。そこで腐らずに、これからを変えていく事が大切ではないでしょうか。  
 
 私は真剣に患者さんの歯を守りたいと思っています
 ただ歯医者だけ本気でもしょうがありません.厳しめのことも言いますが、歯を大事にしたいと思ってみえない方、また守るための行動をとれない方(痛くないから、今は困ってないからと来院されない方、治療をうけない方)の歯を守ることは出来ません。私たちが出来るのは、手助けです。主役は患者さん自身です。歯を守るために、痛くない部分でも治療を勧めます。それが歯を削ったり、抜くことになることもあります。ハミガキ指導もさせてもらいますし、食事や生活習慣についてお話することもあります。
 しつこく言いますが、ご自身が変わらなければ、ずっと虫歯や歯周病で苦しまなければならないからです。。。
 
 その気になってもらえれば、虫歯も歯周病も恐れる病気ではありません。何より予防できる病気ですから
2020年10月03日 15:09

虫歯じゃなければオッケー?歯周病の方が恐ろしい・・・

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  前回は虫歯について書きました。次の敵は、歯周病です。
  歯周病について、皆さんにわかってもらえれば、総入れ歯の人はほとんどいなくなるんじゃないでしょうか。
  逆に言えば、知らずに放っておけば、歯を失うリスクが非常に高い病気です。
  最初のブログで書きましたが、犬は虫歯になりにくいですが、歯周病になりやすいです。うちの愛犬は毎日ブラッシングをしています。ブラシをガジガジ噛んでくるので、人間のようにはうまくやらせてくれませんが。

  歯周病は字のごとく、歯の周りの病気です。
  歯の周りには、歯肉(歯ぐき)、そして骨があります。歯根と骨は歯根膜という繊維でくっついています。歯肉や骨に炎症が起きるのが歯周病です。

  どういった症状があるかというと、
はじめは歯ぐきに赤みが出たり、出血したり。腫れることもあります。ちょっと腫れたけど、落ち着いていったなあと放っておく。また腫れる。腫れが引く。
そのままにしていると、どんどん歯の周りの骨が溶けていきます。恐くないですか?骨が溶けてしまうんですよ。
いよいよどうにもならなくなって、歯医者へ行ってみるが、「残せません、抜歯です。」といわれ、また歯医者が嫌いになる。歯医者も好きで歯を抜いてるわけじゃないんですけどね。嫌われ者です(*´з`)
  あと、歯周病の方は、口臭がします。なかなか他人から、口臭いね、とは言われないので気付かないかもしれませんが、実は思われているかもしれませんよ。私は職業柄、人の口元に目が行きます。そして、口臭から「この人歯周病かなあ」と思うことがあります。ただ、「あなた、口臭いですよ。歯医者へ行った方がいいですよ」なんて言えません。

   原因は歯周病菌です。
ムシバ菌は糖が好きですが、歯周病菌は鉄分を好みます。「じゃあ鉄分摂らないようにしよう」はダメです。栄養はきちんと摂りましょう。菌がその鉄分をどこから得るかというと、血です。
  そうです、歯ぐきから血が出るとういことは、歯周病菌にエサをやっていることになるのです。
時々患者さんに、歯を磨きすぎて血が出てしまった、言われることがあります。そうではなくて、磨けていない所(歯の付け根や、歯と歯の間)に菌がたまってしまい、そこが炎症することで、ちょっとした刺激で出血するようになってしまうのです。
  健康な歯ぐきからは、ハミガキで出血はしません。炎症がある時は、ハミガキで出血しても仕方がありません。こわがってブラシをしっかり当てられないと歯ぐきが治ってきませんので、きちんと歯の周りの汚れがとれることが大事です。キレイになれば出血は落ち着いてきます。
  虫歯の話でも言いましたが、キレイに磨くといっても、なかなかうまくはいかないものです。また、歯周病が進行すると、歯周ポケットといって、歯と歯茎の間に深い隙間ができてしまい、その中に菌が住み着いてしまいます。そこはハミガキでは届かない部分で、歯科医院で治療(そうじ)するしかありません。
そして、完治はありません。ずっと細菌との戦いです。気を抜かずに、丁寧なハミガキと、定期的なクリーニングが必要です。

「結局、また歯医者に来いって話か、痛くもないのに行きたくないよ。」と思われましたか。
どうしても行きたくなければ仕方ありません。でも、歯周病を放っておけば、間違いなく歯を失います。いま、歯科医院は歯を残す為に行くところです。しつこい様に言いますが、状態が悪化した状況では抜歯の可能性は非常に高くなります。特に喫煙者の方は要注意です。歯周病が進行しやすく、また治りにくいです。

  その他、歯周病が糖尿病や心臓疾患、脳卒中、肺炎、他にも早産など全身に悪影響を及ぼすことが分かっています。

  なんだか脅すようで感じが悪いかもしれませんが、事実です。
歯医者なので、『歯は大事ですよ』というのは当然ですが、お口の中の健康は全身に関わってきますので、是非とも定期的なクリーニングをお勧めします。
2020年09月04日 17:20

改めて 虫歯がなぜできるのか

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『彼を知り 己を知れば 百戦殆うからず』
孫子という兵法書に書かれている言葉です。有名な言葉ですが、敵のことを知って、自分の実力がわかっていれば戦いに負けることはない という意味です。
 言いたいことは、虫歯や歯周病がどういうものかを知り、自分(患者さん自身)の状態がわかっていれば、それらには負けない ということです。
 虫歯がなぜできるのか。4つの要因が重ならないと、虫歯にはなりません。
 ①歯の質 これは体質みたいなとこもありますが、フッ素で強化することが可能です。
 ➁細菌  口の中にはたくさんの種類の菌がいて、その中に虫歯の原因となる菌がいます。
 ③糖分  虫歯菌が糖分をエサとして酸を作り出し、その結果むしば(歯が溶かされる)となります
 ④時間  糖分をとって、すぐ虫歯になるわけではありません。1日2日でなるわけでもありません。何日で虫歯になるのか、その方の状況によります。

ハミガキしなくても、虫歯にならない歯に強化しよう!・・・これは無理ですw
口の中の菌をゼロにしよう!・・・これも無理です。
もう甘いものは摂らない!・・・砂糖だけでなく、炭水化物やブドウ糖、果糖でも原因となります。ちゃんと栄養はとらないとだめです。

では、どうすればいいのか。
フッ素入りの歯磨き粉で細かいところまで丁寧にハミガキ。歯と歯の隙間はフロスを使う。だらだらと糖分をとらない。
といったことに気を付けてみてください。

敵の事がわかったら、後は自分の状況を知らなければいけません。
虫歯になっているかどうかは、なかなか自分ではわかりません(よほど大きな穴が開いてしまっていたらわかりますが)。痛みが無いから虫歯がない、てことはありません。ですので、「痛くないからいいやー」は残念な判断基準です。
また、皆さん毎日ハミガキされていると思います。が、キレイにできているかどうか。これもなかなか自分ではわからないものです。
歯に悪いところはないか、キレイにできているか。これは歯科医院でチェックさせてもらい、アドバイスを差し上げます。

ちなみに虫歯の治療というのは、虫歯菌に感染してもろくなった部分を除去し、人工物で補填しているだけで、なにも虫歯に対して強くなっているわけではありません。ですので、太ってしまった人が手術で脂肪をとってもらったとしても、また太るのと同じようなもので、生活習慣が改善されなければ、またくりかえし虫歯になります。
当院ではハミガキ指導も歯のクリーニングも行っています。皆さん虫歯に負けないようにしましょう。
 
2020年08月25日 20:53

8020ってどうなの?

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 梅雨でなかなか犬の散歩に行けない今日この頃。あ、雨でも行かれる方もいますよね。うちは行きません、濡れるのを嫌がるのでw
でも散歩に行けないと運動不足からのストレスで、うちの中で追いかけっこをしたりで発散してます。
 で、タイトルの話ですが8020運動をご存じですか?
 80歳でも自分の歯を20本以上保とう、というものです。20本あれば大抵の食事には困らないよ、ということらしいです。そもそも人間の歯は親知らずを除いて28本です。いちゃもんつけるみたいで何ですが、8本くらいは無くても、ってことはないですよね。そう思いませんか?
 奥歯は上下左右に4本づつあります。「わたし、下の奥歯全部ありません。入れ歯です。」でも8020は達成です。
 でも、入れ歯というのは、しっかりした自分の歯と比べて、噛める力が数分の一といわれています。それで食事には困らないよ、と言えるでしょうか。
歯が無いままや、入れ歯をしている患者さんで、食事には困ってないよ、とおっしゃる方がみえますが、よくよく聞いてみると食べられない物があります。それは困ってないというより、不自由さに慣れてしまっているようにも思いますが、どうでしょうか。適応していくことは大切ですけどね。 
 入れ歯を否定するわけではありません。歯が無くなってしまっても、入れ歯でしっかり食事や会話ができることで、認知症など色々な病気の予防になります。
 ただ思うのは鳥羽の人は明らかに健康意識の低い方が多いです。まだ若い(50歳くらい)のに、入れ歯の方が結構見えます。歯医者もあまり予防歯科の考えが無かったことも原因かもしれません。
 人の意識を変えることは大変ですが、皆さんの意識が変わって、健康を保てるようなってもらえればと、めげずに口を出していきたいと思います。 
 
 
2020年07月06日 14:13
医院名
木村歯科医院
住所
三重県鳥羽市大明東町20-3
電話番号
TEL 0599-26-2588
診療時間
9:00〜12:00
14:00〜18:00
休診日
木曜、日曜、祝日

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