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ハミガキについて

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 みなさんしているはずのハミガキ。でも虫歯になったり、歯周病になったりしてしまう。
 それはやり方が、間違っているからです。

 磨いているつもりでも、汚れがとれていないといけません。ここで言う汚れとは、食べカスではなく、プラークとかバイオフィルムとかゆうんですけど、
細菌のかたまりのことです。ヌメヌメした排水口の汚れと同じようなものです。
 虫歯も、歯周病も細菌が原因の感染症ですので、この細菌の量をできるだけ少なくしておくことが大切です。

 このバイオフィルムというのは、飲み薬とか含嗽剤でどうにかなるものではありません。ブラシやフロス等でこすりとらなければいけません。

 気をつけるポイント
①歯ブラシを細かく動かす 一本ずつ磨くように
  大きくザーッと動かすと、細かいところの汚れが取れません
②ブラシを色んな角度からあてる
   歯の付け根、歯と歯の間にブラシが当たるようにイメージしながら動かしてください
③力を入れすぎない
  汚れは力を入れたらとれるものではありません。また、力を入れすぎると、歯の根元や歯ぐきを傷付けてしまいます
④歯ブラシだけで届かない部分があります
  歯と歯の間はフロスや歯間ブラシを使いましょう。またワンタフトといって毛束の小さいブラシをおススメすることもあります

 自分では磨けているつもりでも、なかなか上手く出来ていないものです。その方にあったアドバイスもありますので、それはご来院ください。
 患者さん自身の、お手入れがレベルアップできることが、何より歯の寿命を延ばし、そしてお体の健康寿命を延ばすことに繋がります。
2022年01月28日 15:52

大掃除

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 今年ももうすぐ終わりです。みなさん大掃除は済みましたか?

 汚れは目に見えていなくても、付いているものです。雑巾で拭いてみたら、こんなに汚れていたんだ、ということもありますね。
 普段そうじが出来ていない箇所なら尚更です。
 逆に、目に見えて汚れているなんてのは相当汚れているわけです。

 普段からキレイにしていると、大掃除も多少は楽になりますが、普段全然してないのに、ためてためて一気にやろうと思うと、大変だし、心が折れそうになるかもしれません。

 これはただ掃除の話を書いているわけではありません。健康管理、お口の中の管理も同じことが言えるのではないでしょうか。

 ご自身で気を付けてお手入れされ、歯科でのクリーニングも受けている方は、何かあっても大事にはなりませんし、処置も短期間で済みます。
 
 反対に、きちんと手入れもせず、いよいよになってから歯科を受診する方は、治療が一通り終えるのに期間も費用もかかりますし、処置の際痛みもあるかもしれません。
 「コロナで来れんかったからなー」という方がたまにみえますが、お手入れがきちんと出来ていれば、1,2年で大きな虫歯になることはありません。コロナのせいにしちゃダメです。

 来年こそはコロナに脅かされない普段通りの生活に戻れることを祈ります。みなさん良いお年をお迎えください。
2021年12月14日 14:37

建て前無しの本音ブログ

 中高生時代の友人から、歯の事で相談されることがあります。私は松阪にある三重中・高に通っていましたので、鳥羽市外の友人がほとんどです。なので、当院には通えず、電話で相談だけとかになることもあるのですが、ある友人が、
 「歯の検査して、悪いとこがあれば、気を遣わず全部言ってくれ」と言ってきました。ええよー、おいで、とは返事したものの、そいつはまだ来ていません。

 社会人として、本音と建て前があります。嘘はつきませんが、オブラートに包んでしか言えないこともありますし、忖度してなかなか言えないこともあります。気を遣わない友人であれば言えることも、一般の患者さんには正直に言えないことはあるのです。

 今回は、毒を吐くかもしれませんが、少し本音を書きます。

 他の歯科医院で勤めていた頃 耳にした、年配の先生の言葉が今でも思い出されるのですが、
 「保険診療はクソだ」
というものです。
 それを聞いた当初、まだまだ新米歯科医であった私は、なんてことをこの先生は言うんだと思いました。
 保険診療でも良い治療は出来る、自費診療はお金稼ぎのための贅沢品みたいなものだろ、と思っていたからです。

 思っていた、過去形なのです。今はそうは思っていません。勉強をし、レベルの高い治療症例をたくさん見てきて、意識が変わりました。勉強会や書籍で見たハイレベルな治療は保険診療では行われていなかったのです。
 自らも、経験を積み、実感しましたが、明らかに自費診療で行ったものの方が、良いものができ、患者さんの満足が得られました。
 逆に、保険で診療して、あまり満足していただけなかったこともあり、「保険ですから(仕方ない、妥協してもらうしかない)」と言うことも出てきました。

 「自分の親とか、大事な人にしたいと思う治療をしろ」
という言葉も聞きました。実際両親の治療をする際は、小さな詰め物くらいは保険診療と同じようにするのですが、被せ物とか入れ歯になると自費診療のやり方で治療するわけです(お金はもらいませんが)。それは自分が良いと思える治療をしたいからです。


 また、患者さんにより気持ちの入り方も違ってきます。こちらも人間なので好き嫌いがあります。
 保険診療だからやる気が出ない、とういことは勿論ありません。どういった方に気持ちが入らないかというと、
 「やる気がない」「歯を大事に思っていない」人です。
 具体的には、自分の気になったとこ(とれた所、痛いところ)だけ治してー、という方。他にも虫歯・歯周病ですよ、と説明しても治療をされない方は、こちらが出来ることはしれているわけで、悪くなったら抜歯していくだけです。
 またメンテナンスが大事ですよ、と説明しても痛くなった時とかしかみえない方も同様です。
 
 他には、無断キャンセル(予約をとって、なんの連絡もせず来ない)される方も嫌いです。社会人であれば、取引先など相手がお客さんであれば、絶対に予定を無駄キャンセルするなんてありませんよね。ただ、高齢の患者さんも多いので、予約を忘れてしまう方もみえます。それは仕方のないことだと思っています。
 
 なぜ予約をとっていただくか。その理由は、その方の治療の準備をして、時間を確保しておくためです。そして治療がスムーズに進むようにしておくことで、患者さんをお待たせせず、予定時間通りに終えることが出来ます。それを無断キャンセルされれば良い気はしません。急な予定が入っても電話くらいはできるはずだと思います。こちらから、連絡しても何の悪びれた様子もなく「今日は行けへんわー」という方もいます。こういう方はもう予約を取らないで欲しいと思います。
 以前、ある患者さんに「ここは待たせず予約時間にきちっとみてくれるで、すごいね」と言って頂いたことがあります。これは予約制であれば簡単なことです。予約時間を、約束を守って頂ければ当然なことなのです。
 お互い気持ちよく診療させてもらえるといいですね。
2021年11月22日 09:53

差し歯とは

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 いわゆる"差し歯"について、皆さんの認識は正しいでしょうか。

 歯科医師「この歯は、かなり傷んでいますので、もう抜いた方がよいでしょう。」
 患者さん「じゃあ、差し歯になるのですか?」

 という会話が時々あります。
差し歯というのは、以前に大きな虫歯になった歯で、根っこだけになってしまい、そこに土台を差して、被せてある歯のことをいいます。
  歯を抜く、というのは根っこからすべて取ってしまうことですので、根っこが無ければ差し歯も出来ないわけです。

 また、差し歯という状態は、その歯にとっては最終的な処置をしてある状態です。
 もう根っこしか残っていない歯を、何とか治療して残してあるわけで、そこが傷んでしまえば、またそこを治療して・・・といってもなかなか厳しい状態なわけです。言ってしまえば、もう後が無いわけです。

 差し歯になっても、根っこの部分は虫歯になってきます。これもご存じない方がみえますが、被せたからもう虫歯にならない、なんてことはありません。
 
「差し歯がとれてしまって付け直して欲しい。」という主訴で来院される患者さんがみえます。診てみると根っこが虫歯になっている。そうなると、付け直しが出来ないどころか、もう一度土台から作り直しても、あまり長持ちはしない可能性がある。先述したように、最終的な処置をしてあるところが、さらに悪くなってきたわけですから、条件としては最悪です。
 そうなると、この歯は抜いた方がいいでしょう、となってきます。「そこをなんとかお願いします。」と言われれば、何年ともたないかもしれませんが、それでも良ければ無理してやってみます、ということもありますが。

 かなりの時間をかけない限り、健康であった歯が、いきなり差し歯にしないといけない、とはなりません。
 しつこくお話している予防が大事なのですが、虫歯を早期発見・早期治療できるだけでも、その歯を長く使えることにつながります。
 いよいよになって、もうどうしようもなくなってからでは、その歯は残せない可能性が大です。歯医者嫌いな人ほど、その傾向が強く、歯も抜くことになるので増々歯医者嫌いになって、歯も悪くなってという負の連鎖に陥ってしまいます。

 もうすでに差し歯がたくさん、という方は危機感を持ってください。もう次は抜くしかないかもしれません。(て、脅してばっかりで嫌らしいですけど)
 被せた歯は、むし歯に強くなったわけではなく、むしろ要注意です。そこがまたむし歯にならない為には、必死になってケアをしていかなければいけません。
 悲観的になってばかりでもいけませんので、これからは予防だと意識が変えられるといいですね。
 
2021年10月27日 10:28

なぜインプラントが勧められるのか

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 歯を失った時の選択肢は,
 入れ歯か、ブリッジか、インプラントです。
 失った範囲が大きい場合、ブリッジは出来ません。

 入れ歯もブリッジも、残りの歯に支えを持たせ、負担をかける事になります。以前にも書いたように、歯に余計な力がかかることは、その歯の寿命を縮めます。その点、インプラントは他の歯に負担をかけないように出来るため、結果的に他の歯を守ることになるのです。ここが、インプラントを勧める最大の理由です。

 インプラントの欠点は、お金がかかること(当院では一本38.5万円 税込み)、外科処置が必要なこと、歯が入るまでに時間がかかること(最短でも二か月はかかります)といったところでしょうか。
 
 私なら歯を失ったらインプラントをします。お金がかかっても、それだけの価値があるからです。
 でもこれは、人それぞれの価値観や経済状況にもよります。お金のことを言えば、ひどくなる前に定期的にメンテナンスを行い、重症にしないことが、結果的に安く済むし、良い状態を保つことが出来るのですが。

 インプラントって安全なの?どれだけ長持ちするの?
という質問もよく受けますが、きちんと検査し、メンテナンスを行えば大丈夫です。20~30年は全然もちます。もっと持つ可能性は全然あります。きちんと手入れを行えば、です。
 
 例えば、ある患者さんが歯周病で歯を失ってインプラントを希望したとします。
 「お金は払うから、しっかり噛めるようにして欲しい」と。
ただ、その患者さんに歯周病の検査、治療をしっかりせず、インプラントを入れた後も歯科医院でのメンテナンスを行わなければ、恐らくそのインプラントは失敗に終わるでしょう。
 どうなるかというと、腫れたり、ぐらついて抜けてしまいます。
 インプラントは虫歯にはなりませんが、歯周病(正確にはインプラント周囲炎)にはなります。
  ですので、メンテナンスは非常に大切です。それが守れない方は、自分の歯もインプラントも長持ちはしません。

 わたしが自費診療やメンテナンスを勧める理由は、患者さんがしっかり噛めるように、そして良い状態が長持ちしてほしいからです。
   ただ、インプラントが出来ない方、やめておいた方がよい場合もありますので、そのあたりは状況により説明致します。

 
2021年09月28日 11:26

こどもの虫歯は、大人が原因かも

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 こどもに虫歯が出来てしまうのは、本人のせいではありません。大人の責任です。

 大人でも出来ない人がいるのに、こども自身が「きちんとハミガキしよう」「お菓子やジュースは摂らないようにしよう」「歯医者に定期検診に行こう」とはならないですよね。

 ☆「きちんとハミガキしよう」
 これはやっているつもりでもキレイに出来ていないものです、大人でも。ましてや、まだ手先の不器用なこどもなら尚更です。ですので、大人の仕上げ磨きと歯科医院でのアドバイス、手助けが必要です。虫歯予防にはフッ素が効果的です。コロナでもエビデンス(証拠、根拠)がー、と言われたりしてますが、《虫歯の予防にはフッ素》はしっかりとしたエビデンスがあります。

 ☆「お菓子やジュースは摂らないようにしよう」
 これも、大人が管理することです。あげてはいけないわけではありませんが、管理してあげないと虫歯菌に絶えずエサをあげているようなものです。
 3時のおやつ、と時間を決めたりする等して、ダラダラ食べをしないようすること。また、砂糖が入ってないものの方が、子供のおやつとしては適しています。

 ☆「歯医者に定期検診に行こう」
 学校や幼稚園、保育所でも歯科検診はありますが、それで虫歯無しだったからOKではありません。
 そもそも、集団検診というのは、スクリーニングといって大まかに健康かそうでないかをみるものです。細かいところはわかりません。
 ですので、集団検診で虫歯と判定されても、診療室で診たら、削らず経過観察でよし、ということもあります。逆に、集団検診でなにもひっかからなくても、虫歯があるということもあります。
 それは検診の担当医がいい加減だったわけではなく、集団検診とは大まかなもので、細かいところはわからず、仕方のないところはあります。
 
 こどもに虫歯ができるかどうかは、幼いころ頃からの生活習慣と、家庭環境にとても影響を受けます
 
 親に虫歯が多かったり、歯周病があると、その家族にうつることがあります。虫歯も歯周病も、一種の感染症ですから。

 また、痛い時しか歯医者に行かなかった方は、治療に時間もかかったし、辛かったり、で歯医者に良いイメージが無いかもしれません。歯医者は敵ではなく、味方のはずなのですが。大人で歯医者が嫌いという方は、何本か虫歯の治療の形跡があります。逆に、歯をキレイにしていて銀歯は一本も無いという方は、歯医者に悪いイメージをもってみえません。歯医者嫌いの人のほとんどは、昔(今も?)むし歯で苦労した方です。
 進行した虫歯は元通りにはならず、その治療は人工物を詰めているだけです。また、その人工物が虫歯に対して強くなるわけではなく、お子さんの生えたばかりの永久歯を治療する際は心苦しいものがあります。そして、お子さんに歯医者嫌いになって欲しくないのです。それはもちろん歯医者側の対応も大事なのですが、皆さん虫歯の治療なんて好きではないでしょう。虫歯にしないようにすることが、大切です。
 ハミガキを嫌がったり、喜ぶからとお菓子をあげたり、で虫歯が出来てしまうこともあるかもしれません。ただ、永久歯には虫歯を作らないよう何とかできないものかと我々は思いますが、なかなかこちらと同じような危機感を抱いてもらえない方がいるのが悩ましいところです。
 
 このブログを書いてる理由ですが、皆さんに少しでも歯科の知識を持ってもらい、虫歯や歯周病になってしまった場合の危機感を我々と同じくらい感じてもらいたいからです。危機感をもって、行動に移すことが出来れば、歯の長持ち・健康に繋がるからです。
  どれだけの方がこれを見て頂いているかはわかりませんが、少しでも多くの人に広がって歯科への認識が良くなればと願います。
 
2021年08月23日 11:08

力で歯が壊れる

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 虫歯や歯周病にならないように、という話はしてきましたが、それ以外の歯を痛める原因として"力(ちから)"があります。

 噛みしめ、食いしばり、歯ぎしりなどは歯にとって良くありません。健康な歯でも、過剰な力がかかることで、歯にヒビが入ったり、しみたり、欠けたり、場合によっては真っ二つに割れてしまうことがあります。
 少しの欠けであれば、詰め物で済みますが、割れ方によっては抜くしかないこともあります。

 力のかけすぎは、治療して治せるものではなく、まずそのことに気づいてもらうことが大切です。
そしてリラックスするよう心がける。自己暗示療法というのもあります(声に出して自分に言い聞かせる)。
 固いものが好きである場合は程ほどに。噛むことは大事なことですが、やりすぎはよくありません。

 歯ぎしりは、寝ている間にする方がほとんどです。寝ている間に気を付けることはなかなか難しいので、歯を保護する為のマウスピースをお勧めします。

 また、歯が抜けたままになっている方。その場合も危険です。どうしても残っている、噛みやすいところばかり使うことで、その歯が傷みやすくなります。
「片方は奥歯がないけど、反対側があるから噛めるよ」といった状態のままでは、いつかはツケがまわってくると考えて下さい。

 歯を悪くする原因は大きく3つ
①虫歯
②歯周病
③力
 です。そして、一番厄介なのが ③力 かもしれません。
 なぜなら、力をかけすぎてしまう理由が一種の癖であったり(癖を治すのは簡単ではありません)、ストレスが原因(ストレスを無くすことも難しいですよね)だったりするからです。
 

 
2021年07月12日 14:08

歯周病のセミナーを受講しました

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 先日、オンラインで歯周病のセミナーを受講しました。こういう時期ですので、たくさんの人が集まらないように、お家でパソコンを通じて受講が出来るようになり、便利になりました。

 講師は、大阪大学の天野敦雄先生です。歯周病や予防歯科の分野において有名な先生です。

 先生の書籍も読んだことがあるので、目新しいことはそれ程ありませんでしたが、改めて勉強になりました。

 内容を一部お伝えします。
 そもそも歯周病も虫歯も、菌による感染症です。またその菌は、常在菌といって誰にでもいる菌なので体内から追い出すことは出来ません。なので完治ができないのです。制御しながら付き合っていくしかない。

 歯周病についての話をしますと、細菌にも色んな種類がいますが、善玉菌、悪玉菌、どちらでもない日和見菌と分かれます。当然、悪玉菌にはいて欲しくないのですが、歯周病菌の中でも悪玉の中の悪玉(Pg菌というのですが)がいるんです。
 でもそのPg菌は子供のうちは感染しません。18歳以降に感染すると言われています。その感染経路は他人との食事やキスなどで唾液から感染します。

 イメージとして、細菌のピラミッドがあると思ってください。こどものうちは低い一段とか二段くらいの悪性の低い菌のピラミッドです。その状態を保てないと段々背の高い、悪性の高い菌のピラミッドが出来てくるのです。で、頂点にPg菌が来てしまうと最悪のピラミッドの完成です。こうなってしまうと体内からPg菌を追い出すことは出来ません。

 いわゆる歯周病がかなり進んでしまった方、年齢の割(30~40代)に歯周病が進行してきている方、はこの最悪のピラミッドが完成してしまっている可能性が高いです。

 対処方法を簡単に言うと、
子供の頃から口の中をキレイに保っておくこと
➁子供に菌を移さないために、家族みんながキレイにしておくこと
③すでに最悪な状態でも、諦めずに徹底的にキレイにして菌と戦うしかない
 ということです。
 キレイにしておくとは、日々のご自身での手入れと、歯科医院での専門的な清掃を行うということです。そうすることで、菌を減らすことができ、病気の進行を抑えることが出来るのです。
2021年06月17日 21:19

ワクチン接種

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 先日、当院のスタッフはみな新型コロナウィルスのワクチン接種を終えました。

 世間では、安全性のわからないワクチンなんて打ちたくない!という方もみえるようです。副反応が強く出ることが心配だったり、何年か先に後遺症が残るかもしれないと不安だったり様々な理由があるようです。

 ただ絶対に安全な薬というのはありません。しかし、こんな事態なので多くの人が抗体を獲得することが収束への近道じゃないかとワクチン接種をしました。
 どうしても不安な方はやめておけば良いと思います。
  
 ただそこは、これだけ世界中の人が接種しているわけだし信じるしかないと思います。

 ちなみに、当院では色んな年代の者(20代~60代)が接種しましたが、若い女性ほど、一回目より二回目の方が副反応が強く出ました。
 具体的には腕の痛み、頭痛、筋肉痛、関節痛、倦怠感や発熱などです。
 接種翌日はスタッフは休みを取りました。

 私は30代男性ですが、大した副反応は無く、腕の痛みくらいでした。60代の両親も大した副反応はありませんでした。

 鳥羽でも高齢者のワクチン接種が始まりました。はやくコロナ禍が終わることを願います。
2021年05月24日 15:22

歯医者を嫌いにならないで

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 「わたし病院好きなんです」という話はあまり聞きませんが、うちの愛犬は好きみたいです。病院へ行くとしっぽを振って、笑顔になってます。

 歯医者が嫌いな理由は色々聞きます。痛い、怖い、治療に何回もかかる、など。

 ただ、これには解決方法があります。
 虫歯・歯周病にならないようにすること。いわゆる予防です。

 小さな頃から気をつけていれば、大人になって虫歯で苦労することはありません
 
 乳歯の虫歯はかなり進行しない限り、あまり痛みが現れません。痛くなってからだと、麻酔もいるし、回数もかかる。お子さんは歯医者に悪いイメージを持ちます。治療を泣いて嫌がっているのをみて、かわいそうだから、と治療を希望されない親御さんもいます。
 けれど考えて欲しいのは「なぜこんな虫歯ができてしまったんだろう」「こんな苦しい思いをさせるまでに何とかならなかったのか」ということです。
 
 子供の時に治療で嫌な思い出があると、大人になって虫歯ができても少しの痛みなら我慢し、もうどうしようもなくなってから歯医者へ行く。そして、歯を抜かないといけない、あちらもこちらも治療しないといけない、など言われ嫌になってしまい、治療が中断。また激しく痛んだ時だけ受診することになる。負のループです。
 幼い頃に、虫歯を作らず、もしくは小さな虫歯の処置で済んでいれば、正しい歯の手入れが分かっていれば、こうはならなかったかもしれません。

 大きな虫歯で炎症した状態では麻酔が効きにくいことがあります。麻酔は効きにくいし、治療中は長いこと口を開けていないといけないし、そんなの大人でも苦痛なのに、子供ならなおさらでしょう。歯医者を恨むかもしれません。「先生頑張って治してくれた」とは思ってくれないでしょうね。

 私は、どんなに歯がボロボロな患者さんでも、「なんでこんな状態まで放っておいたんですか」とは言わないようにはしています。色々事情はあるだろうからです。
 そして治療方法などを説明し、出来る限りのことをさせてもらいます。この出来る限りのこと、というのが消極的な感じがするかもしれませんが、虫歯・歯周病が進行すれば元通りとはいきません。そして治療をしても、原因が解決しなければ、また虫歯・歯周病は進行します。こちらが出来ることは“手助け”なのです。本人が今までの習慣などを改善しなければいけません。本人は変わらず、痛いときだけ、困ったときだけ歯科へ来てもらっても、歯の長持ちは出来ません。

 私が治療の際、考えていることは、「この人がどうすれば歯が長持ちするか、しっかり噛めるか」「どうすれば今後困らないか」ということです。
 それを実現するためには、本人の意識が変わってもらわないといけないこともあります。歯を削ったり、抜かいないといけないこともあります。自費診療をおすすめすることもあります。

 ときどき患者さんに尋ねることがあります。「○○さんは、どうしたいですか?」
 
 「悪い所はちゃんと治しておきたい。」「もう歯は失いたくない。」「しっかり噛めるようになりたい。」といった前向きな言葉が聞けて、通ってもらえれば、こちらも頑張れます。

 しかし、
 「とれたとこだけ着けといて。」「他は痛くないし、なんかあってからでいいわ。また痛くなったらくるわ。」とか言われてしまうと、正直やる気は半減です。
 虫歯がありますよ、歯周病が進行してますよ、と伝えても、、「今は困ってないからいいです。」
 困ってからじゃ遅いんですが。伝わらない人には、しょうがないです。

 ちょっと愚痴にもなりましたが、困るのは本人です。こちらの思いが伝わらないのは残念ですが。
 しっかり自分の健康を保ちたい方は、しっかり噛めるように、定期的に歯科へ行って口の中をキレイにする事が大切です。

 
2021年04月23日 09:56
医院名
木村歯科医院
住所
三重県鳥羽市大明東町20-3
電話番号
TEL 0599-26-2588
診療時間
9:00〜12:00
14:00〜18:00
休診日
木曜、日曜、祝日

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